日 時 | 2025年7月4日(金) 18:00〜20:30(17:30開場) |
場 所 | 大阪公立大学 杉本キャンパス 理学部G棟 サイエンスホール (駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください) |
内 容 | 七夕講演会 ・18:00~18:45 「宇宙が静電気で大問題!?被害学1000億円!」 講師 高橋 和 (岡山大学 環境生命自然科学研究所 教授) 宇宙には空気がなく、電気が逃げていきません。そのため、人工衛星には「静電気」がどんどんたまってしまいます。そしてある日、「バチッ!」と放電して、通信が止まったり、部品が壊れたりすることがあります。これによって、なんと1000億円の被害が出た例もあります。この講演では、なぜ宇宙産業で静電気が問題なのか、どんなトラブルが起きるのかを、身近な例とともに紹介します。そして、私たちが開発している「光で衛星の静電気を見つけるセンサ」について、図や写真を使ってわかりやすく説明します。 ・18:50~19:35 「人類が初めて見たブラックホールの姿」 講師 本間 希樹 (国立天文台 教授 水沢VLBI観測所所長) 2019年4月、国際プロジェクトのイベント・ホライズン・テレスコープ(Event Horizon Telescope)が、楕円銀河M87の中心にあるブラックホールの写真を公開して世界中で大きなニュースになりました。公開された写真にはドーナツのようなリングが写っており、その中心には「ブラックホールの影」が暗い穴としてとらえられていました。また、2022年5月には、天の川銀河の中心にあるブラックホールの写真も公表され、M87の場合と同様の姿が捉えられました。本講演では、同プロジェクトで日本の代表を務める講師が、ブラックホールの影の観測手法や撮影意義についてわかりやすく解説し、また今後の研究の展望についても説明します。 ・19:40〜20:00 4次元シアター「2025年宇宙の旅」 Mitaka(※1)を用いた4次元宇宙体験シアター ・20:00〜20:10 「超小型人工衛星「OMUSAT-V」のミッションと開発」 工学部航空宇宙工学科2年 岳山 航大 ・20:10〜20:30 観望会「七夕の星空」 光学望遠鏡を用いた天体観測会(雨天中止) (※1) Mitaka:国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発している、天文学の様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェア。地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、宇宙の様々な構造や天体の位置を見ることが可能。 (参照) 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト 詳しい講演会の内容は別紙資料をご覧下さい。 この催し物は全国同時七夕講演会に賛同するものです。 他にも全国で同時期に講演会が開かれています。詳しくはウェブをご覧ください。 全国同時七夕講演会 https://www.asj.or.jp/tanabata/2025/ |
対象年齢 | どなたでもご参加いただけます |
講演会定員 | 100名(定員をこえた場合、会場への入場を制限する場合があります) |
参加費 | 無料 |
申し込み | 不要 |
主 催 | 大阪公立大学 大学院 理学研究科 電波天文学研究室 大阪公立大学 小型宇宙機システム研究センター 大阪公立大学 天文部 日本天文学会 |
共 催 | 天文教育普及研究会 |
後 催 | 日本学術会議 |
お問い合せ | 大阪公立大学 大学院理学研究科 電波天文学研究室 TEL:06-6605-7045 |
その他 |
■大阪市博物館機構との共催による七夕講演会もあります ・講演会タイトル「重力波観測の過去、現在、そして未来」 ・講師 神田 展行 (本学教授) ・日時 2025年7月26日(土) 18:00〜20:00 ・会場 大阪市立科学館 プラネタリウム(地下1階) ・申し込み期限:7月18日まで 本七夕講演会とは別日になりますので、こちらもぜひご参加ください! 詳細は以下のURLからご覧ください。 https://www.omu.ac.jp/event/entry-04082.html |